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高校生の英語勉強法

大学受験を目指す!高校生の英語って何をどうやって勉強すればいいの? -- 英語教師がずばり解説します!

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関係代名詞の制限用法と非制限用法の違いは?まず日本語例文を見て納得しよう

2017/06/28

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今回のテーマは【関係代名詞の制限用法と非制限用法の違いって?】について。

 

関係代名詞の制限用法と非制限用法って?

 

関係代名詞は様々な種類の意味がありますが、用法は大きく分けて2種類です。

それが「制限用法」と「非制限用法」です。

 

この違いを説明しなさい、と言われるとよくわからない…

という人が意外に多いのではないでしょうか?

まず、日本語してあまり使うことがないですもんね^^;

 

実はこの2つの見比べ方にはコツがあります。

例文を使ってこのコツを読み解いていきましょう!

 

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制限用法と非制限用法っていったい何?

 

日本語で確認 制限用法と非制限用法

まずは、日本語として「制限用法」「非制限用法」がどんなものなのかが分かわからないといけませんね。

・制限用法(例):彼には医者として働いているお兄さんがいる

・非制限用法(例):彼にはお兄さんがいる。そのお兄さんは医者として働いている

 

ちょっとどんなお兄さんがいるのか想像してみてください。

 

制限用法の場合は、白衣を着ている男の人を思い浮かべたけど、お兄さんが「一人だとは断定できなかった」んじゃないでしょうか?

もしかして、他の兄弟がいるかもな。と。

#いや、一人しか思い浮かべなかったし。なんて今は思わないでください(笑)

 

非制限用法の場合は、白衣を着ている男の人「ただ一人をはっきり」と思い浮かべませんでしたか?

 

英語で確認 制限用法と非制限用法

では、英文でこれについて説明していきましょう。

(ここでは、brother=兄として書きます)

 

<例文>
(A)He has a brother who work as a doctor.
(B)He has a brother, who work as a doctor.

一見全く同じに見えるこの2つの文章、いったいどこが違うでしょうか?

同じじゃん!?

 

よ~く見てください。画面の汚れじゃないです。

コンマがありますよね(笑)

 

(A)は関係代名詞「who」の前の先行詞である「a brother」が不特定の人や物、動物となる「制限用法」
(B)は関係代名詞「who」の前の先行詞である「a brother」が特定の人や物、動物となる「非制限用法」

 

という説明がきっと参考書などでも一般的な解説でしょう。

……それじゃわからないって?

ええ、もっともです(笑)もう少し詳しく説明を足してみましょう。

 

制限用法の考え方

 

ここでは上で出した例文(A)を元に説明していきます。

まず、この例文での

 

先行詞「a brother」

「医者として働いている兄がいる」

 

ということを指しています。

 

でも、この文章ではその兄がこの文章における「彼」にとって唯一のものなのか、それとも他にも兄がいるのかどうかはわかりません。

 

つまり、もしかしたらこの兄以外にも医者ではない弟がいるかもしれない。

という含みを持たせたニュアンスの文章になっているのです。

 

つまり、その含みを加えたうえで訳を作るとこうなります。

 

 

(A)訳:彼には(何人か兄が居るかもしれないけれど)医者として働いているお兄さんがいる。

(日本語で制限用法を確認した文章と同じですよね)

 

非制限用法の考え方

対して、(B)の非制限用法について考えていきましょう。

ここでは先行詞の後ろに「コンマ(,)」が置かれていて、ここでわざと文章を区切った形になっているのがわかりますか?

 

その後に、先行詞「a brother」で補足情報を後付けしたようになっています。

日本語でも先に重要な事を言った後、文章を区切って前の文章を説明することがありませんか?

非制限用法のニュアンスは、そんな感じだと思ってください。

 

コンマで区切った後のニュアンスを入れた訳を作るとこうなります。

 

(B)訳:彼にはお兄さんがいる。そのお兄さんは医者として働いている。

(日本語で非制限用法を確認した文章と同じですよね)

 

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制限用法と非制限用法ってどう使い分けているの?

 

2つのニュアンスの違いについてわかりましたか?

実際のところ、会話で同じような使い方をされるとコンマが目に見えるわけではない!

なので、会話の中でははっきり言って区別がつかないというのが本音です。

 

じゃあリスニングでもしこの2つの用法を見分けなければいけなくなったときはどうしたらいいの?

と思いますよね。

 

会話では気にしなくてOK、と言いたいところなのですが、高校生にアドバイスをするとしたらここがポイントです。

 

非制限用法は、先行詞を補足説明したいときに使う!

 

リスニングで使い分けを見分ける必要があるときは、一度区切りをつけて後から説明を加えるような場面を想像できれば良いと思います。

文章で見ることができる場合は、コンマのあるなしでまず判断できるので、そこから訳を探っていってみましょう。

 

そうすれば

「いくつもあるかもしれない先行詞の中から1つだけをピックアップしたもの」

なのか

「何もピックアップせず、ただ単純に直前の先行詞だけを補足説明したもの」

なのかはおのずとわかってくるようになりますよ。

このあたりはたくさんの文章に触れてみるのがおすすめです。

 

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