ディスコースマーカー一覧!使い方を覚えて英文読解の時間を短縮!
2018/12/16
今回のテーマは、【Writing Linkers / Connectors for Writing and Reading】について
(読解とエッセイのための、ディスコースマーカーもしくはリンキングワード)
ディスコースマーカー、リンキングワードとは
英語の長文の内容、文章がどの方向に進んでいるか。を把握するために役立つ接続詞や指示語のことですね。
難解な長文などは、意味が分からない単語が必ずでてきます。
そんな時に、ディスコースマーカーを知っておくと、文章の流れをつかむことができます。
例えば、文章の途中に「しかし」がでてくると、次の文章は今までの反対になる意味になると推測できますよね?
「例えば」がでてきたら、そのあとは具体例がでてくると推測できますよね?
ディスコースマーカーは単語や熟語と同じく
・声に出して暗記し
・例文を使って使い方を納得しつつ覚えて
・読解や英作文の中で応用していく
ものです。
この記事では、以下の5つの機能表現を取り上げていきます。
①対比〔contrasting〕
②具体例〔giving examples〕
③言い換え〔rephrasing〕
④追加〔adding more points〕
⑤因果〔effect and reason〕
さあ、それでは、それぞれのグループ一覧をまとめて覚えながら、一項目ずつ詳しく見ていきましょう!
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目次
対比〔contrasting〕
代表的なものは、
・Although/Though/Even though/ + 主語(S)+ 動詞(V)~
だけれども
・However, + 主語(S)+ 動詞(V)~
しかしながら
・Nevertheless, + 主語(S)+ 動詞(V)~
それにもかかわらず
・Nonetheless, + 主語(S)+ 動詞(V)~
それにもかかわらず
・Even so, + 主語(S)+ 動詞(V)~
たとえそうであっても
・but, + 主語(S)+ 動詞(V)~
しかし
・yet, + 主語(S)+ 動詞(V)~
それにもかかわらず
・Meanwhile, + 主語(S)+ 動詞(V)~
その間に
・A + 動詞(V)~ , while B + 動詞(V)~
→いずれも接続詞なので、後ろに主語と動詞を持つ文章が続きます。
・On the one hand , + ~ on the other hand,
他方では
・On the contrary, + 主語(S)+ 動詞(V)~
それどころか
・In contrast, + 主語(S)+ 動詞(V)~
対照的に
・In spite of/Despite/Regardless of the fact that + 主語(S)+ 動詞(V)~
にもかかわらず
→これらは、前置詞なので、後ろには名詞factが来ています。
「〜という事実も関わらず」ちなみにfactの後ろは、同格のthatですね。
名詞の他にも、動詞を名詞化して使う、動名詞〜ing形も使えます。
具体例〔giving examples〕
・For instance/example,
例えば
・~, such as/like A, B, and C
といった、のように
・When it comes to A(名詞)/動名詞~ing
それはAになると
・With respect to A(名詞)/動名詞~ing
Aに関して
・Regarding A(名詞)/動名詞~ing, ~
Aについて
・As far as A(名詞)/動名詞~ing is concerned, ~
する限り
・In particular,
特に
・among others,
とりわけ
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言い換え〔rephrasing〕
・In other words,
言い換えると
・In a nut shell,
手短に言えば
→「手短にいうと」と少し、まとめる感じになります。”To make a long story short, “に似ています。
・To put it another way,
別の言い方をすると
・To put it simply,
簡単に言えば
・That is, /That is to say, ~
言い換えると
追加〔adding more points〕
・What is more, ~
その上
→何か状況が悪い時には、「さらに悪いことには」の意味で、”What’s worse, ~”を使います。
・In addition, + 主語(S)+ 動詞(V)~/ In addition to A(名詞か動名詞~ing形),
加えて
・Furthermore, ~
さらに
・Moreover, ~
さらに
・Besides, ~
さらに
・On top of that, ~
その上に
・Not only A but also B
AのみならずB
→後ろにくる動詞の形に注意が必要ですね。
後ろに続く動詞は主語のBに一致させます。
話の話題がBだからで、Aはお飾りなので、”not only A”のところは、指で隠してしまっても問題のない部分だからです。
言い換えは?B as well as Aなので、これも話題がBのことなので、Bに動詞を合わせればいいのです♪
・, too/ , as well.
も、でさえも
・Also, ~
も、さらに
因果〔effect and reason〕
・Therefore, ~
したがって
→口語では、”So, ~”:「それでね…」とまとめますが、エッセイ(論文)では避けましょう。
・Consequently, ~
結果として
・As a result, /As a consequence, ~
結果として
・For that reason,
その理由から
・Because of A(名詞)/ 動名詞~ing
Aのため
・On account of A, ~
Aのために
・Due to A(名詞)/ 動名詞~ing
Aのおかげで
・Thanks to A(名詞)/ 動名詞~ing
Aのおかげで
→これについては、「〜のおかげで」の意味ですが、感謝している時にも、皮肉っている時にも使います。
・Owing to, ~
のために
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tips ディスコースマーカー問題集
リーディングの際は、これらの語が出て来たら、条件反射的に「大意のグループ」がでてくるようになるまで、しっかり覚えてておこう!
ディスコースマーカーにおすすめの問題集はこれ。
・ディスコースマーカー英文読解(z会)
・英語長文読解の王道 パラグラフリーディングのストラテジー (1)~(3) 読み方・解き方編 河合塾SERIES
これらは、使い勝手が良いでしょう。
また、英作文のためには、接続詞なのか、前置詞(句)なのかに注意し、後ろにどんな形を続ければいいのか、
つまり、
☆接続詞であれば、節《:主語(S)+ 動詞(V)~》
☆前置詞(句)であれば、名詞/動名詞《動詞の~ing形》
が来るのかをしっかり確認しながら、書き換えの練習を積んでいきましょう。
こちらは、
数研出版のPOLESTARというライティング教科書及びその副教材
これで、練習を重ねて、添削してもらうことで、どんどん上達が見込めますよ。
ディスコースマーカーは大学受験にとっても有効です。
その他に不安なところがあったら高校生の英語勉強法 サイトマップをみて
チェックしておきましょう!