高校生の独学が難しいライティング・スピーキングの練習はこうする!
2017/05/25
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今回のテーマは、【受験のためのライティング・スピーキングの練習】について
英語には、
”これを自分で暗記して、演習を重ねれば大丈夫”
というものではない部分があります。
ライティング・スピーキングは、英語の4技能の中でも、高校生の独学が非常に難しい分野だと言われています。
大学入学希望者学力評価テストは
「聞く」「読む」だけではなく「話す」「書く」も含めた英語の能力をバランスよく評価する
という風になっています。
そのライティング・スピーキングを伸ばしていくにはどうしたら良いかを解説していきます。
ちょっと難しくなるかもしれませんが、繰り返し読んでみましょう!
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目次
高校生のライティング・英作文のトレーニング
学校でライティングの授業がしっかり行われているのであれば、使っている教科書(数研出版『ポールスター』など)の問題に取り組みます。
予復習を兼ねて、どんどん演習をこなしていきましょう。
そして、必ず最後は、”英作文を教えられる”先生にチェックしていただくところまでを一セットにします。
短文であっても自己採点が非常に難しい上、ある程度まとまった長さのアカデミックライティングでは、日本語とは全く異なる構成を取るためです。
オンライン英会話をうまく使おう
2〜3日に一度、ポールスターを数ページをこなした後で、Cafetalkなどのアカデミック英語が得意な先生にお願いして、添削をしていただくのも良い方法です。
※Cafetalk(カフェトーク)はオンライン英会話です。
先生は、ネイティブである必要はありません。
基礎づくりでの段階では、高度バイリンガルの日本人の先生を選ぶ方が断然効率的です。
ネイティブであっても、質問することを考えると、バイリンガルの先生が安心でしょう。
会話ばかりでなく、英作文の添削だけでもしてくれる先生がたくさん在籍しています。
気に入った先生を見つけるのが大変そうなら、最初から「募集」をかけてみましょう。
ポールスター、及びそのワークをオススメする理由
それは、学習段階の構成がとても良くできていて、アカデミック英語の基礎をしっかり身につけられる。
数少ない高校生用のライティング教科書だからです。
実は、高校生向けのライティング用の教科書で使いやすいものというのは、そんなに数多くありません。
なので、これを元に指導してくださる先生を見つけられると、非常に理想的だと言えるでしょう。
ライティング講座を見つけてみよう
もし、英語に強い大学が近くにあったり、志望大学が夜間講座などでコミュニティ・カレッジなどを開講しているようなら、自分のレベルに合ったライティング講座を行なっていないか、確認してみてもいいですね。
学校で、夏休み期間にライティング・表現の授業がない場合、もしくはあっても、いまいちコツが掴めないでいる場合。
最初から、英語学校などの「基礎」アカデミックライティング講座に的を絞って、授業を受ける方が確実です。
大抵2〜3段階ほどに分かれている場合が多いので、基礎をじっくり固めていくことに専念しましょう。
(現状のレベルを伝え、先生とレベルを相談して納得してから受講を決めるのが賢明です。)
高2の夏からライティングをしっかりやっておけば、英語力そのものが大きく底上げされますよ。
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高校生のスピーキングのトレーニング
自分でできる部分と、単純な「慣れ」が必要な部分に分けて、しっかりと入試に向けて準備していきましょう。
自分でできる内容:CD付きの長文素材を使った音読とオーバーラッピング
オーバーラッピングは、CDを聴きながらお手本の音声と同時に発声していくトレーニングです。
誰に聞かれているわけでもないので、意味の取れた英文を
抑揚・英語のリズム(強く読む・弱く読む)・音のつながり・消失
などに注意してそっくり真似するのがポイント。
スラスラと文章が発音できるようになるまで、音声とともに、何度もなんども読み込みましょう。
(※他にも、”シャドウイング”という、一呼吸遅れてお手本の音声についていく方法を聞いたことがあるかと思います。
こちらは、通訳など上級者向けの訓練法なので、1文を5つくらいトレーニングするのでも大変だと思います。
他の勉強もしなくてはいけませんから、普段ここまでは必要ないでしょう。)
オンライン英会話 対人でアウトプットの練習
これは、毎日継続して行うことに意味があります。
オンライン英会話を上手に活用して、1日20分程度ずつでも人を相手に実際に話す時間を作っていきましょう。
自分のくせや間違いなどは、どうしても自分だけでは気づきにくいものです。
新しい言語で、ある程度自分の考えを話すことに慣れるのには相当な時間がかかります。
英語面接
入試での英語面接は10分程度ですし、いきなり英語でアカデミックな専門分野について突っ込まれることはありません。
自己紹介・一般的な話題及び時事問題について話し始めるところから始めましょう。
そして、最終的には30秒くらいの間、まとまった文章を話すことができるようになることを目標にします。
オーソドックスな英語が使われているものとして
英語圏の子ども向けのオンライン新聞
FBなどで新聞社や国営放送などのページをフォローしてオンライン記事を
表現を拾うことを心がけましょう。
ちょっと難しい時事問題でも、うまく話すことができるようになっていくのでオススメです^^
ライティング・スピーキングは、
・普段の学習に対する意識
・英語という言語への慣れ
が大きく明暗をわける分野です。
特にスピーキングは、自分の言ったことに対して質問されるなど、リスニングも同時並行です。
事前に作っておいた回答を覚えているだけでは、対応できません。
英語が一つの暗記型「試験科目」だった親世代の入試とは異なってきています。
一般的な塾や、一生懸命机に向かう学習だけではほとんど身につけられない力なんです。
3ヶ月くらい継続すると、自分でも効果・変化が感じられるようになるでしょう。
しっかりとした準備をしていく必要があるのを肝に命じて、日々、着実に努力を積み重ねていくことが大切ですよ。
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