関係代名詞と関係副詞の違い分かる?「完全・不完全な文章」を見分けよう!
2017/06/20
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今回のテーマは【関係代名詞と関係副詞の違いって何?見分け方は?】について。
高校生の皆さんは「関係代名詞と関係副詞」ってどう感じますか?
英語を勉強していれば
「あのwhoとかwhichとかこんがらがりやすいやつね…」
と見当はつくかと思います^^
この関係代名詞と関係副詞、いったい何が違うのか説明できますか?
注意!関係代名詞と関係副詞。なんとなくで済ませないように!
見る人によっては全く同じように使っているように見えるこの2つ。
関係代名詞と関係副詞。ばっちり使い分けて、違いの分かる高校生になっちゃいましょう♪
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目次
関係代名詞と関係副詞の違いって何?
まずはこの2つの違いを知る必要がありますが、これは名前を見れば一目瞭然ですね。
関係代名詞→名詞が変化したもの
関係副詞→副詞が変化したもの
これは大丈夫ですよね?
そして大切なのは、次!
関係代名詞と関係副詞の法則
まずは下のような法則が成り立つということを前提に話を進めましょう。
関係代名詞→後ろには「不完全な文章」がくるー
関係副詞→後ろには「完全な文章」がくるー
「完全ってなによ」!
とペンを投げたくなってしまう人も居るかもしれませんね。
普段では完全な文章なんて言葉使わないので、
完全な文章⇒文章として意味を持って成り立つもの
不完全な文章⇒ちょっと何言ってるかわからない。というか文章としておかしい!
と思っておきましょう。
おっとその前に!
自動詞(目的語を必要としない動詞)と他動詞(目的語を必要とする動詞)
の違いが分かっていますか?
これが分かってない人は、それを理解してからここに戻ってきましょう!
それでは。
完全な文章。不完全な文章。わかりますか?
●She married with him.
この文は「完全な文章」です。
marriedは他動詞なので後ろに目的語が必要ですが、この文では後ろに目的語となるhimがある。
なのでしっかりと文章であるべき点をクリアしています。
●I have.
この文は「不完全な文章」です。
haveは他動詞。
それなのに後ろにあるべき目的語が無い。
私はを持っている。
ちょっと何言ってるかわからない。でしょ?(笑)
●He came.
前の例とさほど変わらない文章に見えます。
でもこれ実は「完全な文章」になります。
彼がキターーーー
came(come)は自動詞だから、ここで文が終わっていても問題ないのです。
●I belong to.
こちらは「不完全な文章」。
toは前置詞なので必ず後ろに名詞が必要です。
完全・不完全。わかりましたか?
もう一度言いますが、自動詞と他動詞の理解をあいまいなままにしておかないこと!
これがないと、関係詞のヤマは乗り越えられませんよ~
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関係詞問題 チャレンジ!!
では、ここまでの説明を踏まえて例題にチャレンジ。
<例題>次の2つの文を関係詞を使って1文にしてみましょう。
チャレンジ
This is the park. He played in the park.
この例題では「the park」がどちらの文にも絡んでいます。
the parkは名詞なので、関係代名詞を使って2文をつなぎましょう。
↓
チャレンジ
This is the park which he played in.
ここで関係代名詞whichの後ろの文章に注目しましょう。
he played inと「不完全な文章」になっているのがわかりますね。
この中途半端な印象が気持ち悪い~と思う人も居るかもしれません。
それを変えるために、最後に残った前置詞「in」を関係代名詞の前に持ってきてすっきりさせることもできます。
↓
チャレンジ
This is the park in which he played.
この再構築した文章をもう一度よく見てみます。
前置詞+関係代名詞の形の後は「完全な文章」になっていることがわかりますか?
前置詞が移動することで法則が変化するのです。
前置詞+関係代名詞の後ろには「完全な文章」がくる
しかし、この前置詞+関係代名詞になったことも、何だかしっくりこないですね。
in whichの部分を関係副詞で1語にしてしまうことができるのです。
前置詞+関係代名詞だった部分を、関係副詞に置き換えると。
This is the park where he played.
関係副詞の後ろの文も「完全な文章」として成立していますね。
関係副詞=前置詞+関係代名詞の後ろの文章は「完全な文章」になるのです。
英作文でも穴埋め問題でも引っかかりやすいポイントになる関係代名詞と関係副詞。
この機会によく復習して押さえてくださいね!
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