関係代名詞を使いこなせ!種類と意味が分かれば高校英語はコワくない♪
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今回のテーマは【高校英語のやっかいもの?関係代名詞】について。
“which” “who, whom, whose” “that”
関係代名詞ってなによ??キーー!!
関係代名詞でつまずいて、中学・高校英語がわからなくなってしまったという意見をよく聞きます。
中学校の授業で初めて登場する関係代名詞のせいで、英語に苦手意識を持ったという人も少なくないのでは?
「2つの文章をつなぐため」だけだと思っていませんか?
何のために、どうやって使うのか。
整理するとわかるようになりますよ。
関係代名詞を文脈上の役割と共におさらいしてみましょう♪
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教科書で習う関係代名詞
教科書では、関係代名詞は
「2つの文章をつないで、直前の名詞(先行詞)を修飾する節を作るもの」
と説明されています。
思い出してみてください。
例えば、以下のような問題で使われていたのではないでしょうか。
<例題>
AとBを関係代名詞を用いて一つの文章にせよ。
A:There is a girl.(女の子がいる)
B:She is walking in the park.(彼女は公園で歩いている)
→There is a girl who is walking in the park.(公園で歩いている女の子がいる)
しかし、これでは必ずしも関係代名詞を理解することにはつながりません。
だって、普段皆さんが会話している中で
「あー、この2つの文章、めっちゃ つなぎたいんだけど!」
とか思う事、無いでしょう?(笑)
関係代名詞を使う意義やメリット
では、関係代名詞を使う意義やメリットはどこにあるのでしょうか。
関係代名詞は2つの文章をつなぐのではなく、説明を追加する
関係代名詞を理解するためには、そこに至るまでの思考回路を理解することが大切です。
先ほどの例文を参考に説明していきましょう。
たとえば、あなたが双眼鏡で遠くを眺めています。
そして、そばに居る人にどんなものが見えているかを説明するとします。
「〇〇公園で散歩してる女の子がいる」
と最初から整理して説明できるでしょうか?
「女の子がいてさ…あ、散歩してるのかな?ここは○○公園だね。それで…」
と、見えた情報から順番に説明していくのが自然ではないでしょうか。
つまり、ここではこのように思考回路がつながっています。
・女の子がいる事を認識する
↓
・彼女が「歩いている」ことを認識する
↓
・最後にそこが「公園」であることを認識する
この「追加しながら説明していく」ことこそが関係代名詞の本質です。
関係代名詞を使いこなせるようになると、スピーキングの途中でも説明を追加していくことができるようになります。
文章を複数に分けても間違いではありませんが、関係代名詞を用いてスムーズな会話につなげることができるのです。
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関係代名詞の種類:主格
主格とは、主語の役割を果たす語の事です。
<例>
He is a boy who went to Tokyo last month.(彼は先月東京に行った男の子です)
これは以下のように2文に分けられます。
A:He is a boy.
B:He wen to Tokyo last month.
Bの「He」は主語の役割を果たしています。
そのため、関係代名詞は主格の「who」を使うんですね。
関係代名詞の種類:所有格
所有格とは、その後に続く名詞を修飾する語の事です。
<例>
She is a girl whose mother is a nurse.(彼女は看護師の母を持つ女の子です)
これは以下のように2文に分けられます。
A:She is a girl.
B:Her mother is a nurse.
Bの「her」は所有格。
なので、関係代名詞は所有格の「whose」が用いられます。
だんだんわかってきたでしょう?
関係代名詞の種類:目的格
目的格とは、動詞の目的となる語の事です。「〇〇は××を△△する」の××の部分に相当します。
<例>
He is a boy whom I called last night.(彼は私が昨夜電話をかけた男の子だ)
これは以下のように2文に分けられます。
A:He is a boy.
B:I called him last night.
Bの「him」は目的語になります。
なので、関係代名詞は目的格の「whom」が用いられるのです。
関係代名詞は省略される場合もある
ここまでは関係代名詞をつないだ2文の間に入れてきました。でも、
目的格の場合に限り関係代名詞は省略することもできます。
He is a boy I called last night.(彼は私が昨夜電話をかけた男の子だ)
また、日常会話において「whom」が使われることはあまりありません。
上のように省略されるか、代わりに「who」が用いられることが多くあります。
He is a boy who I called last night.(彼は私が昨夜電話をかけた男の子だ)
日本語では「これが関係代名詞と同じだ!」
と言い切れるものがありません。
なので、日本人にはなかなか理解が難しいのも事実なんですよね。
しかし、関係代名詞を理解できるようになると、リーディングでもライティングでも流ちょうな表現に一歩近づきますよ。
過去に関係代名詞で挫折してしまった…
という人は、この機会にもう一度見直してみてはどうでしょうか?
もう一度、このページの先頭から読んでください(笑)
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