スピーキング練習のコツ!外部試験受験は起承転結だけではダメ!
2017/05/25
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今回のテーマは、【外部試験受験のためのスピーキング練習】について。
今回はちょっと高校生に向けて厳しい現実を書きたいと思います!
2020年度からはセンター試験が廃止されますね。
そして、新しく「大学入学希望者学力評価テスト(仮)」が導入されることになっています。
しかし、英語に関しては、外部の模試の結果も重要視されるようになってきています。
特に、MARCH〜の私立大学!
英検はもちろん、ケンブリッジ英検、TOEFL、IELTS、上智大学作成のTEAPといった試験で、決められたスコアを提出できれば、英語試験の代用・免除とする、としているところも多くなってきました。
「読む」・「聞く」・「書く」「話す」の4技能を測るという点では、どれも高度な内容を要求されてきています。
TOEFLやIELTSは英語圏の大学への正規の留学試験。
ことスピーキングについては、普通に高校生活を送っているだけでは、対策は不可能…
“英語は話せて当たり前。”
現実的な視点が一切考慮されないまま、高すぎる目標だけが先走った感しかない教育転換期。
日本人は、リスニングはある程度できても、スピーキングはとっても苦手!
という人が多いです。
どう乗り切ればよいのでしょうか?!
外部試験で要求されるスピーキングのコツについて知っておきましょう。
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目次
試験ではどんなことを英語で話せることが目標?
例えば、このような質問があったとします。
「犬とねこ、あなたはどちらが好きですか?」
ねこが好きです!
だけではNGです(笑)
15秒与えられますので、45秒で答えてみましょう。
…日本語でも、45秒間も延々と話し続けられますか?
もはや、言語の問題ですらない感じがしますが、
模範例としては、
「私は猫が好きです。なぜなら猫は、基本的に自分の自由に外を出歩いている動物なので、散歩に連れていく必要がなく、忙しくても飼うことができるからです。また、ただそこにいるだけでも、人間に安らぎや癒しを与えてくれます。人に忠実であるということが犬の最大の魅力だという人にもある程度賛成できますが、実際、私が猫を飼った経験では、猫も、とても人間に対して信頼を寄せてくれる生き物だと感じます。」
といったようなレベルの回答が求められています。
え、高校生のわたしがこれを即答するの⁉︎
なんで犬と猫の話を、そんなアカデミック風に答えなきゃならないの〜⁉︎
という感じですが・・
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試験で英語を話すコツ=ひたすら、5W1Hで枝葉をつけていく
英語は、日常会話でさえ日本人がドン引きするレベルで、論理的な思考(理屈)を求められる感じの言語…とでも言いましょうか。
子どもの頃からdescribeとかexplainと言われて育つので、こうもなるのでしょう。
試験では、とにかく、
何かいえば理由を求められ、詳細に自分のもてる知識と教養を織り込む感じで答えるのがコツです。
嫌だと言っても始まらないので、マインドマップを即興で頭の中に描いてひたすら発想を鍛える練習あるのみ…。
ミニエッセイは起承転結ではダメ
旅行で使う程度のスピーキング力や、日常会話どころではなく、
「自分の意見を論理的思考に基づいて、効果的に膨らませながら発表」。
ミニ論文(エッセイ)を、即興で作ってしゃべる必要があるんです・・
エッセイライティングは、日本の起承転結型とは異なって、
・最初に意見を言う
・理由を述べる(3つくらい言う)
・結論部分
の3パーツで作ります。
スピーキング対策は、とにかく話す機会を作るしかない
日本は、ESL環境といって、英語は公用語でもなく、単に外国語の一つという位置づけですよね。
なので、日常で英語を話す機会はまずありません。
アウトプットの機会を1日20分くらいでいいので、とにかく日常生活の中で習慣化することが必要です。
リスニングが得意=スピーキングができるというわけではないので、ここには注意が必要です。
また、ライティングがどれだけできても、スピーキングは別物です。
単に短い文をしゃべるだけでは不十分で、アカデミックな発想力とエッセイの構成力が必要。
なので、スピーキングに関しては、こういった試験対策ができる講師のいる英会話学校か、オンライン英語を別に受講する方が確実でしょう。
大人になってもTOEICの結果を要求されたり、仕事で必要になって英会話講座を受講している方が沢山います。
スピーキングは、これからますます特別なことではなくなっていくのかもしれませんね。
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